なくならない踏切事故

 こんにちは、高林です。

 

 先日、岡山県のJRの踏切で運送会社のトラックと普通電車の事故がありました。死者はいませんでしたが、18人が負傷するという大きな事故でした。

 

 トラックは踏切内でトラブルを起こしたようです。結果的には、踏切で立ち往生し、電車への警告も遅れてしまい事故に至っています。

 

 ただ、踏切には検知装置が作動し、異常を知らせ発光機が点滅する仕組みなっていたようです。それは、カーブのない現場で、見通しがよく遠くからでも電車には分かるようになっていたとのことです。

 

 具体的には、踏切の約600m手前で電車の運転士が視認できるといものでした。事故当時の電車は、時速約90km/hで、停止には約500m必要であったようです。

 

 実際には、手前の約350mで非常ブレーキをかけたが間に合わなかった衝突し、電車はトラックと衝突して、踏切を約200m越えてから停止したとのことです。

 

 何故立ち往生したのか、どうして通報が遅れたのか、また電車のブレーキが遅れたのはどうしてかと、双方に何らかの問題があったと思います。

 

 いずれにしても、このような踏切事故はなくならないです。車側の立場からみて、トラックには、何ならかのトラブルがあったようですが、この現場へ行く途中で、少なからず車の異常があったのではないでしょうか?

 

 大丈夫だろうとか、どうしても行かなければといった理由が合ったかも知れません。ですが、結局は、大きな事故にいたっていることがとても怖いことです。

 

 車の性能が良くなってきた現在であっても、日々の点検は必要ですし、万が一少しの異常があれば、運転を控えることが必要です。

 

 そして、踏切では、停止と確認、踏切の先まで状況を捉えてから動き出すといった安全行動を、絶対に取ってほしいと考えます。

 

 (高林一夫)

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