こんにちは、野村です。
ワタシは、味覚オンチです。味の違いがあまり分かりません。少し前に話題になった、ココナッツオイルでもそうでした。
買ったのは会社帰り。ビンには、どんな物にも合う、万能調味料として使える、味が優しく深みがあるといった言葉が踊っていました。
どんな風に使おうかと、ワクワクしながら家に帰ると、いい具合にカレーが用意されていました。
やった、これに入れようと、スプーン一杯のココナッツオイルを皿の中へ入れてかき混ぜました。
すると、アーラ不思議、味がいつもの我が家のカレーと違うのです。色も少し茶色の濃い目になりました。
「すごいなココナッツオイル!カレーの味が全く違うやん。」 しかし喜ぶワタシに「それカレーじゃなくて、ハヤシライスやで。」と家族は冷ややな言葉を浴びせました。
ワタシの味覚が酷いことは特別として、人の五感は繊細で高い能力を発揮する反面、先入観や体調、その場の環境など、他のことに影響を受けがちです。
味覚だけでなく、音楽、絵画などでも、すごいとか、上手いと言われるとそのように感じてしまいます。感覚や判断などいい加減なものです。
ですから、人は錯覚や間違いをおこしやすいと思うことが大切ですね。まして自分は大丈夫などと思わないことです。運転では、速度を控えたり慎重な判断や丁寧な操作をすることで、まさかのミスを防ぎましょう。
(野村幸一)