こんにちは、野村です。
今回も「思い込み」についての話です。
前回は面談の話で終えました。そのそも面談は、ナイーブなものです。
ですから、前回は単純化して書きましたが、本当はもっと問いかけを工夫し慎重に進めています。(展開例は「管理者のいい話」をご覧ください。)
それでも、思い込みの強い方は感情的になりやすいものです。
この“感情”の対極にあるのが“理性”です。そして理性とは、否定性という側面を持つと考えられます。
否定とは何か、というと疑るということでしょうか。(もちろん疑るのは自己です。決して他人を否定したり、他人を疑ったりすることではありません。)
価値観、態度、思考、信念などなど、自己の考え方や行動を疑るのです。論理の飛躍、認識の狭さや歪み、理解の浅さや間違い偏りがないか、を振り返ることでしょうか。
「思い込み」とは、自分の勝手な思いで状況を認識することです。経験則に当てはめる、自分がそうしたいからそうする。というパターンです。
自分(の考え)に固執していないか、自分の側から一方的に対象をみているのではないか、と考えることが大切です。また、自分の考えの前提を疑ることですね。そんなふうに、問い続けることが思い込みを少なくしていく道だと思います。
(野村幸一)