こんにちは、野村です。
今回の話は、“大丈夫と思った”です。
先日、母がカイロで低温火傷をしました。
病院に行くまでには至りませんでしたが、背中に水膨れを作り、翌日にはそれが破れて血が出ていました。我慢強い母も、さすがに痛そうでした。
ワタシは、かわいそうとは思いつつ「気をつけやといったやん。」と苦言を呈しました。なぜかというと、たまたま二日前にTV番組で、低温火傷の特集を一緒に見たからなのです。
しかし母は注意に対して「大丈夫と思った。」と答えました。ワタシが「いやいや、熱を感じにくくなるとTVで行ってたやん。」と言うと、「こんなことになると思わなかった、初めてやし。」と返ってきました。
「でも、痛いやろ。」と言うと、「運が悪かった。たまたまや。」そんなやり取りが続きました。
これって事故を多発する人のセリフだ、事故再発防止研修でよくあるシーンと同じだ、と思いました。
アドバイスを素直に聞かない、自分は大丈夫と思う、ことが起こると運が悪かったという。ついつい陥りがちなことですが、同じ失敗を繰り返さないためには避けるべき考え方、態度です。
事故や怪我をして痛い目に合わないたいためには“本当に大丈夫かな”と、冷静な眼で自分のことを見ることが大切です。
(野村幸一)