企業の根

 こんにちは、野村です。

 

 友人が庭の手入れを植木屋さんに頼みました。

 

 生い茂った枝をバッサバッサと切り落とす植木屋さんに少し不安になった友人が「そんなに切って大丈夫ですか?」と尋ねました。

 

 すると植木屋さんは「根が大きく張っているので大丈夫ですよ。」と答えたそうです。

 

 松下電工の名誉会長の丹羽正治氏は、その著書にこう書かれています。

 

 「花より根」であります。根さえしっかりしていれば、時期がくればきっと花は咲くんです。根がだめであれば花を期待することなどできません。その根を管理者の方々に受け取ってもらっているのです。と。

 

 盛隆を極めた企業が凋落してしまうのも、もしかすると根が大きく張っていなかったことが、その原因かもしれません。

 

 トップの姿勢、管理職の努力、現場の顧客に対する心配りなどと同じように、安全も企業を支える根のひとつです。

 

 根は地中に隠れて見えないけれど、それを太く確実に強くしていくことが、企業が永続的に存在するために必要なことです。その根は大きな花を咲かせることとになります。

 

                                           (野村幸一)

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