こんにちは、野村です。
ある企業様の話です。
この企業様では、営業車にドライブレコーダーを設置しています。これを事故時だけでなく予防に活用しています。
本社の安全担当者がデータを適宜見て、問題があると思われるドライバーには面談をして安全指導をしているのです。
あるとき一人のドライバーの法令違反や無理な運転をするデータを見つけました。それは、一時停止、信号対応、車線変更などの場面です。
これはいかんと思い、もう一度映像を見ながら、念のために録音された音声のボリュームを上げました。
すると「もっと速く走りなさい。」「大丈夫だから進んだらいい。」といった、助手席に同乗した支店長の声が聞こえました。支店長がルール違反を容認していたのです。これは本当にいかんですね。
ルールを守るかどうかは、本人の考え方や倫理観は勿論ですが、組織のTOPの影響を受けます。ルールなど無視してとにかく勝てばいい、どんな方法でも儲ければよい、というTOPの下ではメンバーはルールを守るはずはありません。
スポーでもクルマ社会でもフェアプレーは求められ、それを左右するのはTOPだと思います。この点を、メンバーを管理する立場の上長様にはご理解をいただきたいです。
弊社では、管理部門様への研修も行っています。よろしければご導入をご検討ください。
(野村幸一)