巧言令色鮮し仁

 こんにちは、野村です。

 

 論語にある、「巧言令色鮮し仁(こうげんれいしょくすくなしじん)」。

 

 ご存知の方も多いと思いますが、巧みな言葉を用い、表情をとりつくろって気に入られようとする人は、思いやりの心が欠けているものだ、という意味です。

 

 自分の得になるときには優しく語りかける、「口の上手い人は信用できない」ということです。 このような人は、損をしそうなときにもそれを最小限にするため饒舌になります。

 

 自分がコントロールできそうな場合、できそうな人を嗅ぎ分けます。そんな風な人と関わるのはできるだけ避けたいものです。

 

 数年前のことです。ワタシがコンビニ駐車場で買い物をして店から出てきたとき、自分の車がバックしてきた車に当てられる瞬間に遭遇しました。

 

 警察官を呼び事故処理をしてもらいました。事故を起こした相手の方は低姿勢。無人の車に当て、100%悪いのですから。でも妙にウソっぽい。事故慣れしているようにも見えました。謝罪慣れにも。

 

 まさに、巧言令色鮮し仁。

 

 警察官もそう感じたのか、ワタシにはとても丁寧に接してくれるのに、この人に対しては妙に冷たい態度をとっていました。

 

 でも面倒でしたよ。レッカーを呼び、タクシーを呼び。レンタカーを借り。保険会社と何度もやり取り。

 

 今回は違いましたが、こんな「巧言」の人は相手に少しでも非があれば、そこを突いてくるのだろうと思います。強い権利主張、権利の最大化を図ろうとするのは火を見るよりあきらかです。

 

 事故は加害はもちろん被害でも時間も心も使います。言葉の巧みな人とも事故とも付き合いは避けたいです。

                                           (野村幸一)

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