こんにちは、高林です。
先日、ある企業での指導者向け安全講習に立ち会いました。
数人の部下をお持ちのリーダーの方に集まって頂き、安全指導の大切さや指導方法について講習でした。
その中で、車両の点検について説明がありました。車の状態を確認すること、また車を大切に扱うなどの意味で行いました。
そして、タイヤの状態について説明をしました。それ以外にエンジンルームの中の状況も説明もしましたが。
タイヤがすり減ると、雨に日にスリップしやすいことは誰でもご存じだと思います。
どれだけ減ると危険なのかかわからないと非常に不安になります。そこで、誰でもわかるように基準があります。それがスリップサインです。
ただ、この講習としていると、皆さん非常に興味深げに見て頂けます。いろいろ話を聞いていると、「部下はタイヤを見たことがない」「タイヤのどこをみたらいいかも知らない」などと言われたりしていました。
案外、知っていることと思われがちですが、実はそうでないかも知れません。
私も含めてそうなのですが、知っていて当たり前と思われることが、知らないことがあるということに注意しなければなりません。
安全活動は、ひとつひとつの細かいことからの積み重ねが大切だと思いました。簡単なことこそ、丁寧に説明し理解を求めることが大切です。
講習のリーダーの方の話を伺って、あらためて注意すべき点があると再確認しました。スリップサインだけでなく、もっとあると思いますので注意深く見ていきたいです。
(高林一夫)