野村です。
奈良国立博物館で開催されている、「頼朝と重源」展へ行って来ました。教科書によくでてくる、源頼朝像の実物を見たかったので。
電車の乗り継ぎがよく、近鉄奈良駅には、8時40分に到着。奈良公園の木陰を選びながら、ゆっくり歩いても、ずいぶん早く博物館につきました。
源頼朝像の展示最終日のため混むだろうと思っていたのですが、意外に、開館前の行列は長くなりませんでした。
30分待って、開館と同時に、お目当ての源頼朝像へ向かいました。前に立ってみると、びっくりです。思っていたより大きくて、その迫力に驚きました。
すいていたので、近づいたり離れたりして、長い間見ることができました。
端正な顔立ちで目元は涼しげ、サムライの猛々しさは感じません。真っ黒な着物はまっすぐな直線で描かれています。
そして、近づいてよく見ると、真っ黒にしか見えなかった着物に、きれいに模様が描かれていることに気がつきました。見ているつもりでも、見えていないことが多いですね。
本物を見るのは、やっぱりいいです。得をした気分で帰ってきました。
(野村幸一)