野村です。随分と涼しくなってきて、すっかり秋ですね。
先日、ある企業様に、オーダーメード研修をご利用いただきました。企業様の配送センターで、2tトラックを使用しての研修です。
対象者は60歳を超えたベテランのお2人です。普段は乗用車で商品を運んでおられるのですが、トラック使用の可能性もでてきたため、本社様がこの研修を導入されました。
トラック運転上の注意点を再確認するとともに、ご自身の運転の特徴を自覚していただくことが研修目的です。
内容は、適性テストや運転の振り返り、駐車場を使用して、2tトラックと普通車との違いについての再確認です。もちろん、一般道路の走行と駐車場での入庫についても、チェックとトレーニングを行いました。
お2人とも、素直で熱心な受講態度で、丁寧な運転をされています。とくに、1人の方のバック入庫は、ゆっくりで、確認もミラーとバックモニターを併用して、とても慎重なものでした。
そこで、「どうしてそんなに慎重なバックをされるのですか?」と質問をしてみました。すると、「ワタシ、運転が下手ですから」と答えが返ってきました。
決して下手ではないのです。それにも関わらず、このように答えられました。自己評価を厳しく(低く)見積もっているといえます。
こういう態度をお持ちの方は、アドバイスを素直に取り込み、ご自身の特徴把握を深められます。
「ワタシは運転が下手だから」と謙虚に考えるのは、事故を起こさないために大切なことだと思います。
(野村幸一)