野村です。
あるテイクアウトの店でのことです。コーラを注文すると、店員さんが「砂糖とミルクをお付けしましょうか?」と尋ねるのです。
「えっ?」と思ったのですが「最近の流行なのかな、一度試してみようかな」と考えていると、店員さんが「失礼しました」と恥ずかしそうに謝りました。
どうやら“コーラ”を“コーヒー”と勘違いしたようです。私の前に並んでいた方の、コーヒー注文が続いていたからかもしれません。
こんなこともありました。お客様と1時の約束です。12時半でしたが、食い意地が張っている私は、何とか間にあうだろうと店に入り、「時間があまりないので、一番早くできるものを持ってきてください」と注文しました。
ところがなかなか、一番早くできるはずのオムライスがきません。まだか、まだかと首を伸ばして厨房の方を何度も覗き込む、わたしの気配を察知して、お店の方はすまなそうな顔をしています。
先にでてきた食後のアイスコーヒーを一気に飲んでいると、12時50分にサッサッサと早歩きでお店の方が、オムライスを運んできてくれました。
そして一言、「ごゆっくりどうぞ」?!
同じ動作を不必要に反復してしまったり、習慣的な行動を無意識にしたりすることは誰でもありますね。 とくに慣れてくればくるほど。
事故再発防止研修で面談をしていると、この傾向の強い方は事故を起こしやすい気がします。ちょっと不注意な点が多いため、失敗を繰り返すようです。
コーラに砂糖を付けて出すくらいならよいのですが、出合頭事故や追突事故になると大変です。自分がどんなときに、どんな失敗をしやすいのか、振り返ってみることも大切な気がします。
(野村幸一)