友人と、自転車の3時間レースを観に行ってきました。
このレースは、夜7時45分にスタートします。晩秋の風を受けながら、400台のロードバイクがトラックを疾走します。
トップクラスの人も多数参加し、普段わたしが走っている周回コースを、3分の2くらいのタイムで、かつ3時間も走り続けています。
それを観ていて、友人に言いました。
「なにか、こんなすごい人たちと同じような格好をして、同じようなロードバイクを乗るのは申し訳ないな」。
友人が言います。
「ホント、ホント、恥ずかしいな」と。
自分のレベルを知ること、実感することは、恥ずかしく情けないです。できれば受け入れたくないものです。
弊社では、基本実技コースで、運転技量のレベル分けを行っています。自分の技量のレベルを知ってもらい、それに合った運転方法を行っていただくためです。
ところが、「自分のレベルは評価よりもっと高い」と考える方がいます。「技能レベルが1と評価されたが、そのなはずはない」といった具合です。
高い自己評価(自信)を持つのは、ある意味、良いことで楽かもしれません。しかし、根拠のない自信、間違った自己認識は、ミスを呼び、成長を妨げます。
自分の現在のレベルを素直に受け入れることが、成長のスタートだと思います。
(野村幸一)