神戸市立博物館で開催中の、マウリッツハイス美術館展に行ってきました。ヨハネス・フェルメールの代表作である「真珠の耳飾りの少女」を観るためです。
この絵は、平成12年に大阪市立美術館にやって来ています。ものすごい人気で、天王寺公園の中に美術館はあるのですが、公園に入るとすぐに長蛇の列になっていました。入館するまでに2~3時間位待ったような記憶があります。
そのときは確か「青いターバンの少女」と呼ばれていました。でも「真珠の耳飾りの少女」と呼ぶ方が、神秘的でかつ、愛らしく感じます。
今回は平日の夕方に行ったので、喧噪の中で観るということはなく、絵の前で立ち止まってじっくりと鑑賞することができました。
絵は、ひとつの展示室に1点だけで飾られていました。照明は落とし気味です。真っ黒な背景の中に。
かなり近づいて観ることができました。離れてみたり、右にいったり左にいったりもしました。不思議なのですが、観る位置が少しずれるだけで違う印象を受けます。
それは、本物の力が有るからなのでしょうか。修復しているとはいえ、17世紀の絵とは思えない輝きを放っています。
観てきてどうだった?と聞かれたら、「かわいい!」と答えるだけで十分な気がする、そして、何度も観てみたいと思わせる絵です。
本物は感動を与えます。我々も、事故削減や事故予防に寄与することでお客様に喜んでいただき、長くお付き合いをいただけるよう努力をしてまいります。
(野村幸一)