久しぶりに上手くいった営業から帰社したときのことです。嬉しくて上司に状況説明をしたのちに、言ってしまいました。「今日は信用を売ってきました」と。
すると、それまでわたしの話をだまって聞いていた上司の顔が変わり「何を言っている。信用は売るものではない!」と一喝されてしまいました。
「売ったら無くなってしまうだろう。信用はコツコツと貯めていくものだ」と説明を受けました。
また「信用はささいなことで失ってしまう。約束を守らなかったり、時間に遅れたりしたら、せっかく貯めた信用を無くす」と。
「君はそんな人を信用するか?どんな良いことを言ってみても、行動が伴わない人は信用をされない。このことを忘れないように」と、厳しく指導されました。
さて、交通事故を起こすと、目に見えるもの、見えないもの、多くのもの(こと)を失います。そのひとつに“信用”があります。
「あの人に任せていれば大丈夫とか、事故を起こさない」と周囲の方に思われるのと、その逆では大きな違いがあります。
無事故を続けることにより、信用されるドライバーになることが大切ですね。
100円ショップで、たくさん並んでいる貯金箱を見ながら“信用の貯金”のことを考えました。現実の貯金を続けることはできそうにないので、購入はしませんでしたが・・・
(野村幸一)