野村です。
わたしの前を、学校帰りの2人の小学生が歩いていました。ランドセルを振りまわし、ふざけ合い、挙句の果てに、ランドセルの中身を道路にぶちまけてしまいました。
わたしも、彼らのような「いちびり」の子供でした。
「いちびり」とは、調子に乗って騒いだりふざけたりする、お調子者のことです。
通知簿には、毎学期、毎学年「落ち着きがない」と、先生に通信欄へコメントを書かれていました。ずっと書かれていたので、誰でもそのように書かれているものだと思い込んでいました。
ですから、先生の目の届きやすいようにと、教室の一番前に座らされることが多かったです。卒業写真の6年生のときも、教壇に一番近い席でカメラに向かって笑っています。
学校から帰ると、毎日毎日、公園や広場、道路で遊んでいました。たまたま、交通事故にはあいませんでしたが、きっと危ないことをしていたはずです。
子供の交通事故は、自宅のすぐ近くで多く発生しています。遊びに夢中になって、交差点を飛び出したり、急に横断をしたりするためと思われます。
わたしのような、「いちびり」ばかりではないと思いますが、ひとつのことに注意が集中する傾向が子供にはあります。
不幸な事故を防ぐため、生活道路や通学路では速度を落とし、十分に注意を払って運転し、事故を防止することが必要です。
(野村幸一)