寒い日が続いていますが、みなさん、お身体の調子はいかがでしょうか。
さて、今回は「いぼ痔」の話です。あまりお上品なテーマではありません。ご了承ください。
数年前の冬のことです。来客者をお送りし、椅子に座った直後、お尻のあたりに異変を感じました。“ヌルッ”とするのです。アレ?と思い、トイレに行くと大量の出血が!
「うわ、内臓から出血だ。もう長くない!」と本気で思いました。しかし、触ってみると出血箇所が違います。いぼ痔が破裂したのです。
実は、その1か月前から、いぼ痔ができていました。初めは小さかったのが、少しずつ成長し、小指の先くらいになっていました。
でも「大丈夫だろう、そのうちに治るだろう」と医者に行かずに放置していました。それが、ついにちぎれて出血に至ったのです。
放っておかれたことに、いぼ痔が怒り、「甘く見るな」と爆発したかのようです。
いつまでも、ポタポタと出血が止まりません。仕方がないので臀部をタオルで押さえ、内股で近くの病院に向かいました。待合室では痛くて立ったまま、治療も激痛でした。
1週間は紙おむつをはいて過ごし、完治するまで随分日にちを要しました。大丈夫だろう、と甘く考えていたことのツケがまわってきました。
研修でいつもお伝えしている「大丈夫だろうと甘く考えていると、痛い目に会う」を自分の身体で実感した次第です。まさに、甘い予測を痛みは好むです。
最後に、交通の仕事をしている知人に「隠れたところにも、気を配らないといけませんね」と言われたことを加えて、今回の話を終えます。
(野村幸一)