こんにちは、高林です。
3月になり、気温も上がって、春らしくなってきました。
春は、進学や就職を控えての時期ですね。ですから、この時期は、自動車教習所で運転免許を取ろうとされている方が増えて、非常に忙しくなります。
実は、私にも息子がおりまして、今、自動車教習所に通っています。去年の12月ぐらいから通いだし、ようやく1段階も終わろうかというところです(少し遅いようですが)。
自動車教習所で技能教習の前に、親心で、運転方法をいろいろとアドバイスしました。シートの合わせ方やハンドルの回し方、運転する際の目配り、また、S字クランクなどの通り方も話ました。
息子は、「ふーん、そうなんだ」と返事をしていました。それから技能教習を受けはじめました。ある夜、息子に技能教習は、上手くいっているか?と尋ねました。そしたら「補習はなく、進んでいる。教習所のインストラクターは教えるのが上手いね」と言いました。
そこで、私は、「親父が、最初に教えたから理解が早く、上手くなったんだろう」と言うと、息子は、「いや、親父の言うことは、正直あまりわからなかった」と言いました。なかなかきつい言葉でした。
その言葉を聞いて、昔の事を思い出しました。それは、このSSD研究所で、企業ドライバーの研修を始めたころ、受講者の方や、企業のご担当者の方に「我々は、教習生ではない、初心者ではない」とお叱りを受けたことです。
私は、時折、企業ドライバーの研修をしています。しかし、教習生へのインストラクターはしていません。ですから、アドバイスや説明方法が、既に免許を持っている方向けに偏ってしまっていたと感じました。
理解や納得してもらうことのためには、話を聞いてもらう相手の状況を、十分に考えて行うことが大切です。自分自身のアドバイス方法や説明方法も、まだまだ注意しないといけないと、改めて実感し、反省した夜でした。
(高林一夫)