あれも、これも

 こんにちは、高林です。

 

 今回は、私の趣味というか、凝っていることのお話を少しさせて頂きます。みなさんは、どんな趣味をお持ちですか? 何に凝っているでしょうか? ゴルフ、スキーをしたり、自転車に乗ったりすることでしょうか? 映画を観たり、芝居を観たりすることなど良いですよね。

 私は、少しオタクなところがあり、機械をいじるのが好きです。

 たとえば、パソコンを組み立てたり、半田ごてを片手に作業したりすることが好きです。特に、音楽を聴くためのアンプの製作に凝っていて、真空管アンプやデジタルアンプなどを作っては、音楽を聴き楽しんでいます。

 なにぶん素人ですから、自分で回路を作るほど詳しくはありません。他の方が作られた回路を眺めて、なんとか理解して製作する程度です。

 回路図から必要な部品を買ってきます。そのときに、自分が想像する音を目指して、部品を選びます。目的があって、それに沿った部品を買うのですが、自分の悪い癖で、部品を買いに行ったとき、目的のものより、あれもいい、これもいいと、目的からそれた部品も買ってしまうのです。

 製作後は、どんな音が出るかを聞くのが一番の楽しみなのです。ところが、当初の目的と違った部品で作ったものは、当然ですが、イメージした通りの音はでません。かなりの投資をしたのに、がっかりすることが、時々あります。

 結局、目的を見失って、あれも、これもと部品を投入したことが失敗なのです。SSD研究所の企業ドライバー向けの研修も、お客様の目的に応じて、最適で効果のある研修内容を組み合わせて実施させて頂いています。ところが、事前の打ち合わせで、ご担当者様は、どうしてもあの項目、この内容を入れてほしいとご希望を言われます。

 目的に沿ったものであれば、可能な限り対応しますが、目的に合わないものもあります。結果的に、内容が盛りだくさんになることがあります。研修後に、ご担当者様は、やっぱり多すぎた、受講者の方もイメージした研修より少し違ったと言われます。

 なんにつけ、目的に向かって、最良の方法を考え、脇道にそれずに突き進むことが、事故防止には、大切なことのひとつではないかと感じます。

(高林一夫)

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