人は、人でしか変わりません

 こんにちは、平野です。

 4月に入り、新入社員様対象の安全運転研修のご依頼やお問い合わせを頂くことが増えてきました。

 新入社員の皆さんは、研修を通じて学生時代とは違う新たな価値観やルール、判断基準を短期間で習得し、新たな環境の中で、それらを実践することが求められます。運転についても、企業ドライバーに相応しい運転に変えて頂く必要があります。

 そこで今回は、「人は、人でしか変わりません」ということについて、書かせて頂きます。
 つい先日、ある企業様の新人研修を実施させて頂きました。担当させて頂いた方は、ある程度、運転操作に慣れており、運転に自信を持っておられました。しかし、慎重さに欠けた危険な運転でした。ご本人には、何故危険か、どの点を改善すれば良いかを説明したのですが、十分に伝わらず、ピンと来ない様子です。

 そこで、運転を交代し、ご本人の危険な運転を再現し、助手席で見て頂きました。そのことで、どのような場面で、どんな事故を起こす可能性があるかを少しは、理解して頂けるようになりました。

 また、何故このような運転方法となったかについて、意見交換をした結果、周囲の交通の流れに合わせることや、後続車に遅いと思われることなく、スムーズに運転することに、運転の価値を置いておられるからだということが分かりました。

 今後は、事故防止を最優先した、判断を実践することに切り換えて頂く必要があることを解説しながら、反復練習を行いました。その結果、安全な運転に変わって頂くことができました。

 「人は、人でしか変わりません」という考え方は、弊社が行う安全運転研修の特徴の一つです。危険体験やシミュレーション等のマシンを多用した画一的な研修では、運転行動は変わらないと考えているからです。受講される方の自発性に働きかける指導方法が必要不可欠です。

 御社の貴重な人材を、事故から守るため安全研修のご利用をお待ちしております。また、ご不明な点は、なんなりとお気軽にお問い合わせ下さいませ。

(平野 勝寛)

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