事故を起こしたドライバーはどこへ?―1

 こんにちは、高林です。

 先日のことです。用事がありまして、夜の8時頃にホームセンターへの買い物を行ったときです。車を駐車場に車庫入れしようと、場所を探して場内を走行しているときに、緊急自動車(パトカー)のサイレンが聞こえてきました。どこかで、何かあったのかと思っていたら、パトカーは私のいる駐車場に入ってきました。

 「お店の中で事件があったか?」と周りを見ていましたら、今度は消防車(レスキュー)もやってきました。これは「大事件だ」と思い、車をさっさと駐車し、降りてパトカーやレスキューが着いた場所に行きました。

 そしたら、お店の中ではなく、駐車場にある2台の車を囲んでいました。1台は駐車枠の中に、もう1台は通路側にありました。駐車枠の車は、トランク部分が損傷し、通路側の車は前バンパーからボンネット部分にかけて損傷していました。事故は、通路を走行していた車に、駐車枠からバックで出てきた車が接触したという事故でした。

 お互いの車には損傷がありましたが、それほど大きなものではありませんでした。人が閉じ込められている様子もなく、レスキューを呼ぶような状態でもありません。

 通路側の車には、運転席に50歳後半の頑強そうな男性のドライバーが座っていました。別に慌てたり、怪我をされていて苦しんだりしている様子はありません。もう一方の駐車枠にある車のドライバーは運転席にいません。そして、その車の周りをみてもドライバーらしき人はいないのです。助手席には、60歳ぐらいの女性が座っていたのですが・・・(つづく)

(高林一夫)

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