こんにちは、平野です。
今年の2月頃から、5月末までの4ヶ月間、週2~4回のペースで、安全研修を実施するため教習所に通っておりました。
朝、最寄り駅から徒歩で、教習所へ向かう途中のことですが、年配の男性の方が信号の無い小さな交差点に立ち、交通安全の旗を振りながら、登校する児童の交通整理をしておられました。おそらくボランティアで立たれているのだと思います。
その方は児童だけでなく、その交差点を通る全ての方に「おはようございます」と挨拶をされていました。
私は、名前も知らない人と挨拶することに、少々の違和感や恥ずかしさがあり、軽い会釈のみで通り過ぎていました。挨拶されたから、仕方なく、小さく会釈して返すという失礼な対応でした。
教習所へは、約60回行きました。その度、児童の交通整理を担当される方は、私にも欠かさず、挨拶をされました。
その方との挨拶は、最初は恥ずかしくて嫌だったのですが、挨拶を繰り返すうちに、自分から、先におはようございますと挨拶をさせて頂くようになり、元気よく挨拶をさせて頂くことで、気分が良くなったり、今日も頑張ろうと元気をもらったりするように変わってきました。
挨拶は、“お互いの存在を認め合うこと”“今日も頑張ろう”という気持ちにさせてくれる言葉だということを学ばせて頂きました。
挨拶自体は、些細なことかも知れませんが、日常のありふれた行動に、意味や目的を意識して実践することが大切だと感じました。
(平野 勝寛)