スイスチーズモデル-4

 こんにちは、平野です。

 

 スイスチーズモデルについての内容を続けさせて頂きます。今回は、3枚目の認知(確認)のスイスチーズモデルについて書かせて頂きます。

 

 認知とは、必要なときに、必要な情報を収集することです。今の状況で、何に注意をするべきか、どの方面の、どの場所の、何を見るかを、把握した上で、周囲を見ることです。

 

 つまり、単に目に映った対象を見ているということではありません。必要な時に、必要な情報を収集することが認知ということです。

 

 しかし、私達は、無意識に見たい物を見たいように、見ようとしてしまいます。そのため、危険を見落としたり、発見が遅れたりしがちです。ですから、このようなミスを少しでも減らす努力をすることが大切です。

 

 具体的には、
・自分でコントロールできないものを第一に見る

・次に取る自分の行動に、どんな情報が必要かと考える
・他車(者)と交差する場面では、見る順番とタイミングに気をつける
・バックなど複雑な操作では、前後左右と自車のスピードを確認する
 
 認知は、目と頭脳の共同作業です。

 上記のことを意識すれば、認知(確認)ミスは、減らすことができます。

 (次回につづく)


(平野 勝寛)

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