こんにちは、平野です。
今回は、4枚目の判断のチーズについて書かせて頂きます。
判断とは、道路状況・環境等を見て、何かを感じ次の行動を決めるということです。判断をするには、まず視覚を中心とした、五感からの刺激が必要です。
(余談ですが、この刺激に気づかない状態が漫然運転です。)
事故を起こさない判断のためには、以下の順番が必要です。
①場所や状況に応じ、どのようなことに注意をするべきかを考え、確認を行う。
②確認したことから、最も事故を起こしにくい方法を決める。
上記、①、②を確実に行うには、運転経験や危険への知識が必要となります。
しかし、初心者の方や運転経験が少ない方は、どこを見て、どのように判断すれば良いか分からず、迷いがちです。そのため事故となる可能性があります。
これに対して、ベテランドライバーは、今までの運転経験からの思い込みが働き、上記の手順を省略し、事故となる可能性があります。
判断をするには、経験や知識が必要ですが、その一方で、誤りの原因にもなってしまうということです。加えて、仕事の移動手段として運転をされる方は、効率を優先すると、更に知識や経験が裏目に出てしまうのではないでしょうか。
初心者もベテランも、ともに判断のチーズが存在し、それをなくすことはできません。
判断ミスを少なくすためには、以下の方法を心がけてください。
①自分の判断が、常に正しいと思い込まない。
②確認より、判断を先にしない。
③時々、どんな理由で、どのような判断をしたのかを冷静に自分自身に問いかける。
弊社では、SDコメンタリ―ドライビングで、自分自身の問いかけによるトレーニングを行い、ご好評を頂いております。
皆様のご利用、お問い合わせをお待ちしております。
(次回につづく)
(平野 勝寛)