こんにちは、野村です。
飛び込み営業へ行った際、企業の安全担当の方からこんな話を聞きました。
その企業では新入社員に対して、ある自動車学校の運転研修を利用されているとのことでした。ところが少し不満をお持ちなのです。
不満の理由のひとつが、自動車学校の窓口担当者から、「運転研修を請負っているのは指導員のレベルアップのためだ。」と言われたことです。「これ、おかしくないかな。もしそうなら、うちの会社が費用をもらわないと。」と少し呆れ顔でした。
新入社員研修の主体は誰か？ 当然ですが、“受講者である新入社員”です。では、目指すべきものは何か？ それは“新入社員の事故の予防”。そのように我々は考えています。
もちろん、これらの問いには答えが容易に導き出せます。ところが、そのためにはどうすればよいのでしょう？
その問いには、「自分のレベルを知ること、レベルにあった具体的運転方法を知ること、それが実践できる技量を身に付けること、そして継続すること」を、研修により、受講された方が分かったり、できたりするようになっていただくことだと考えます。
我々の想いは、事故を減らしたいということです。そのために毎年、毎年、研修方法を見直し改善を行ってきました。事故を無くすにはどうすればよいか、その問いを考え続けたいと思っています。
（野村幸一）