こんにちは、平野です。
今回の話は、「運転の目的」です。
ある企業様の新人研修で感じたことです。運転経験が殆どなく、約10キロ程度の走行距離の経験しかない方が、研修を受講に来られました。土日の休日を利用してのトレーニングでした。
一生懸命に練習された結果、できなかった車線変更がスムーズにできるようになりました。内輪差を理解し駐車も迷わずにできるようになりました。
ところが、徐々に自信過剰となり、スイスイと速度を出しぎみになってきました。額に汗を流しながら、おっかなびっくりで運転していたのに、怖いものなしの運転になりました。
研修に入る前に、目的をあらかじめ説明して実施しました。しかし、ご本人は運転操作をマスターし、上手にスイスイと道路を走ることが目的になりトレーニングを受けておられたようです。本当の安全運転研修の目的とかけ離れてしまっていました。
業務運転は、事故や違反をしないことは当然ですが、周りの車や歩行者に恐怖を与えたり迷惑をかけたりしないことが大切です。この認識を誤ると、事故を起こしやすい危険な運転となります。
この点を踏まえ、最後に改めて運転の目的を説明しました。受講者の方は、「どんな運転をすれば良いかが分かりました。」と言われました。
今後は、事故なく業務を遂行していただきたいと考えます。
(平野 勝寛)
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