こんにちは、平野です。
これでいいのだ運転からの脱却その2です。危険な運転をしているにも関わらず、運転方法を改めようとしない方の話です。
どのような運転かというと、右折時や幹線道路への合流時に、優先車両が接近しているにも関わらず、急加速し強引に進むのです。左右から人や車が出てくるかも知れない場面であるにも関わらず、前方を見たまま急加速し、一気に横切ったりもしていました。
短時間の運転でしたが、”危ない”と声が出そうになるときが何度となくありました。
私はたまりかねて、「また、事故をしますよ。」「どうして、そんな危険な運転をするのですか。」と尋ねました。
運転を一旦とめ、教室で話し合いを行ないました。以下はその会話の一部です。
平野:「どうして、そんなにまでして先を急ぐのですか?」
受講者:「進めるときには、一気に行かないとチャンスを逃してしまう。」
「確認していると、チャンスを逃してしまう。」
「だから、行く時は、迷わずに、進むしかない。」
「人生も、仕事もそう考えてやってきた」「車の運転も同じ」
平野: 「事故を起こして、会社、家族に迷惑を掛けてでも急ぐのですか?」
「運転では、行くときは、迷わずに、進むしかない、という考えかたは、通用しません。
会社や家族に、迷惑や心配を掛けたくないのであれば、運転のときだけ、その考えを持ち込
まないようにして下さい。」
率直な意見交換をさせて頂くことができました。時間を掛けて話合いを行ないました。その結果、ご自身の運転の危険性を認識され、運転方法を変える決意もして頂ました。
運転は、ドライバーの人生観や仕事に対する考え方が、反映されるものであることを改めて実感した次第です。
(平野勝寛)