こんにちは、野村です。
正月休みに、近鉄花園ラクビ―場で全国高校ラクビ―大会を観戦しました。気温は低かったのですが、幸い風もなく、持病の痔を気にしながら、試合の1時間前から冷たいシートに座って開始を待っていました。
入場してきた選手を見てビックリ。とても高校生の体格には見えません。聞けば、体重は85kg～95㎏もあるそうです。
その選手たちが激しいタックルをします。ときには、ガチッという固い音がスタンドまで聞こえてきます。そして、こちらの寒さを吹き飛ばす良いゲームを見せてくれました。
試合後、偶然帰りの電車で隣に座った人が出場校の教員の方でした。
その人が言うには、試合前に選手の身体を触らせてもらったら鉄のようだったそうです。そのうえに筋肉の柔軟性もあるのでケガをしにくいと。
でもわたしなら、あの重さで向かってぶつかられたら、痔が痛むどころか一発で骨が折れると思います。
重さといえば、軽自動車の重量はおよそ800～900㎏程度。選手10人分の重さです。つまり、単純にいうと軽自動車が40㎞/Hで走っているということは、選手が10人スクラムを組んで40㎞/Hで走っているのと同じなのです。通常のタックルの何倍の凄まじい破壊力を持つでしょうね。
まして普通車や大型車なら・・・。皆さんの方へ向かってきて、タックルしてくるシーンを想像してみてください。
重い鉄の塊を、軽くアクセルを踏むだけで動かすことができるのが車です。逆に簡単に動かせるので、車の重さを忘れてしまうといえます。でも、この重さは大きな破壊力を持ち、他者（車）へ大きな被害を及ぼすものであることを忘れないようにしたいものです。
（野村幸一）