こんにちは、平野です。
駐車場で、壁に接触するという事故を起こされた方の研修を担当しました。真後ろの壁を見落としたとのことです。
駐車スペースの幅が非常に狭い上に、両サイドに障害物があり、それに注意を奪われたとのことです。
多くの企業で駐車場の事故が発生しています。その事故原因の多くは、壁やポールなどの障害物を見落としたり、発見が遅れたりという確認ミスです。
次に、駐車場で確認ミスを誘発する条件を紹介します。
・高さの低い障害物が多くあり、自車の死角に入り、見えなくなったものを見落とす。
・注意ポイントが車体前後部と離れた位置に同時発生する。そのため確認が遅れがちとなる。
・駐車スペースが狭い場合、操作に気を取られ、注意ポイントへの目配りが遅れがちとなる。
・運転以外のことを考えがちとなりやすく、運転への注意力が低下しがちとなる。
・駐車スペースを探すことに気を取られて、確認が遅れたり、疎かとなりがちなる。
・早く入出庫したいという急ぎの感情に陥り、確認をしたつもりや確認を忘れがちとなる。
接触事故が多発している場所で、先を急いだり、油断したり、他のことを考えたりするため事故が多発しているのが現実です。一度、駐車場に対する危険認識や、運転方法をチェックしてみてください。
(平野 勝寛)