こんにちは、野村です。
もうすぐ4月を迎え、昨年度に入社された方々も、1年が過ぎたことになります。その方々の中には、何度も事故を起こしたり、何度も事故寸前になったりと、同じ失敗を繰り返した方がいます。
その方々に事故の説明を伺うとよく似たことを言われます。それは、“運転に慣れていなかったから”というものです。
確かに、事故を起こされるのは、学生時代にあまり車に乗っていなかった方が多いです。運転経験が少ないため、操作が未熟で、他者(車)の動きや意思の読み取りが不十分です。
ですから“運転に慣れていない”のは事実かもしれません。しかし、上司の方や先輩が言うのならまだしも、事故を起こした本人が“慣れていなかった”と言うのは、どうなのかなと思うのです。
“慣れていない方”や“運転経験の少ない方”は、確かに事故を起こしやすいかもしれません。しかし、失敗を何度も繰り返すのは問題です。また、運転経験が少なくても事故を起こしていない方はいます。
ですから、“慣れていない”と言うのではなく、次の点を振り返って欲しいのです。
1. 慣れていないことを自覚していたか?
2. 自覚しているのならそれをカバーする運転を行っていたか?
3. 未熟さをカバーする努力を普段からしていたか?
これらの点を考えたり行ったりしていないので、事故や失敗を繰り返すのではないでしょうか。
“慣れていない”という言葉を言い訳に使ってはいけないと思うのです。事故や失敗を繰り返さないためには、自分に厳しくなることが大切だと考えます。
(野村幸一)