こんにちは、野村です。
ある自動車学校の企業研修担当者から電話が入りました。4月後半に行う企業様の運転研修で使用する資料が弊社(SSD)より届いた連絡です。
連絡をもらったことに対してお礼を言うとその方が答えました。「いえ、前回はご迷惑をおかけしたので。」と。
実は、以前その方が弊社の発送した資料の中身を確認せず、「大丈夫です。」と言われ、研修当日に資料が足りず慌ててコピーをとることとなったのです。(もちろんその原因は弊社にあります。すいませんでした。)
この方は、失敗を覚えており、同じことを繰り返さないよう気をつけてくれたのです。失敗が活かせている、“やるな”と感心しました。
逆に失敗を繰り返す人がいます。確かに、誰でも失敗をすることはあります。しかし、同じ失敗を何度も繰り返すのは許されないといったら厳しすぎるでしょうか?
作曲家の秋元康さんが、失敗を活かせる人は、「自分はこんな失敗をしてしまったと口に出せる人だ」と言っていました。これは、失敗であるときちんと認識し、勇気をもって失敗を認めることが大切である、ということだと思います。
仕事や運転で失敗を繰り返さないためには、自分の行動や失敗について振り返ることが大事なことです。自戒の念を含め、この研修担当者の電話を切ってからそんなことを考えていました。
(野村幸一)