こんにちは、高林です。
4月に入り、桜の時期は終わりましたが、今年の新入社員の運転研修が、多くの企業のご利用で、各地での研修を開催させて頂いています。
どの企業の新入社員はフレッシュで元気があります。ただ、以前と比べるとややおとなし目で、真面目そうな方が多い印象を受けます。
これから仕事のことを中心に、多くのことを学び、会社や社会で活躍されることを思います。その活躍の中で、是非事故のないようにしてほしいものです。ちょっとしたミスが事故に至り、多くの努力が台無しにならないようにしていただきたいです。
SSD研究所では、研修を効果的に実施するために、事前アンケートをとっています。新入社員からとったアンケートをみると、以前より車を運転しない方が増えています。
しかしながら、アンケートの回答や新入社員本人の話からは、運転経験が少ないにもかかわらず、問題なく運転できると思っている方が多くなったと感じます。
本人の性格や運転の認識、そして、過去からの教育なども影響していると思いますが、自己評価の高い方が目立っています。この点には大きな心配を寄せています。
なぜなら、事故を繰り返すドライバーの特徴のひとつで、自己評価が高い方、自分自身の運転を第三者的に見ることができない方が多いからです。
運転に自信を持つことは大切ですが、自分自身の運転を冷静に見つめ直さないと、自分自身の弱点や不足点に気付かないのです。
最近の新入社員の運転の傾向や考え方を心配しながら、より事故に結びつかない運転を実行する研修やトレーニングに取り組んでいかなければならいと強く感じました。
(高林一夫)