こんにちは、平野です。
今回は正しい運転姿勢の話です。
先日、ある企業様の新入社員研修を担当しました。ところが驚いたことに、正しい運転姿勢に調節できる方が僅かでした。
正しい運転姿勢は体が安定し疲れにくくなります。咄嗟の危険や状況変化にも素早く正確な対応ができて、事故防止にも有利となります。
以下に、正しい運転姿勢のポイントをまとめました。この機会に、是非ご確認下さい。
ポイント1 座席に深く腰掛ける
多くの方が腰を前に置き、浅く座っていました。背中とお尻を奥に押し込むように座り、ブレーキを踏んでも腰が後ろにずれないように座りましょう。
ポイント2 しっかりとブレーキが踏める位置に前後を合わせる
深く腰掛けた状態でフットレストに左足を強く踏ん張ったとき、ひざが確実に曲がっていることです。ブレーキペダルを強く踏んでもひざが伸びきっていないように合わせましょう。
ポイント3 肩を前に動かさなくても操作できるように背もたれの角度を合わせる
背もたれは、リラックするためにあるのではありません。いざというときに腰と背中を支え、ハンドル操作が遅れずに正確に行うためのものです。車によっては、ハンドルの高さや前後位置も調整できるものもあります。体が安定した状態でハンドル操作ができるようにしましょう。
上記のほかにも、座席位置を上下に調節できる車もあります。座席位置を高くすることで、運転中の視野を広く確保することができます。また、ヘッドレストは、耳の後ろにヘッドレストの中心を合わせることで、ムチ打ち防止に有効です。
次回は、運転席からの死角をご紹介させて頂きます。
(平野 勝寛)