こんにちは、野村です。
「毛穴で話を聞く」ってご存知でしょうか? 美肌のことでも美容外科のCMでもありません。
お釈迦様が仰った言葉で、話を聞くときには、話をしている相手に集中して、全身で聞きとりましょう、ということです。
高校生のとき、よく朝礼で校長先生からこの話を聞きました。ただ、うわの空であまり真剣に聞いていませんでした。
そんな風に、話が右から左へ抜ける人や、話をきちんと聞かない(聞けない)人は、勉強でも仕事でもミスをしがちです。だからこそ、話はボーッと聞いていてはいけません。こんなことは誰でも知っていますよね。
しかし、つい我々凡人は、集中力に欠けた話の聞き方をしてしまいます。その結果、話の内容を聞き逃したり、聞き間違えたり、意図を取り違えたりします。
話とは言い換えると情報です。情報の大切さは言うまでもありません。そして、情報は自分から積極的にとりに行こうと向かっていかないと得られません。うわの空なんてもってのほかです。
運転でも、できるだけ早く多くの情報を集めることが必要です。積極的に他者(車)の動きに気を配ったり、障害物の有無を確かめたりしなければなりません。特に、死角がある場所や交通量の多い場所では。
話を聞き洩らさないよう、毛穴で聞くくらいの気持ちで聞くのと同じように、運転でも真剣に周囲へ気を配ってください。受け身ではなく自分から情報を得ようとする態度が大切です。
(野村幸一)