こんにちは、野村です。
最終のバスへ乗り遅れそうになりました。駅に着き、走ってロータリーを横切ったのですが、バスは無情にもわたしの前を走り去って行きました。
仕方なく乗ったタクシーで、運転手さんからこんな話を聞きました。
ロータリーで歩行者を危うく轢きそうになったそうです。信号で3台目でとまっていて、青になり進もうとすると、渋滞対向車線の間から高校生の男の子が信号無視をして飛び出してきた。慌てて急ブレーキを踏んで難を逃れたと。
その高校生は、時間に間に合いそうにないのか、毎日のように信号無視をして車の間から飛び出しているのだそうです。「腹が立って、思わずクラクションをならして、睨んでやりましたよ。もし轢いてたらこっちも悪くなりますしね。」と。
でね、この話続きがあるんですよ、お客さん。その子、今朝も見たんです。でも今日は歩いていて、ちゃんと信号のある場所を青で渡っていました。どうしてだと思います?
その子、腕に包帯を巻いて、肩から下げていました。きっといつものように飛び出して撥ねられたんですよ。まあ、あれぐらいですんでよかったよ、と。いけないことですが、運転手さんは、溜飲を下げたような言い方でした。
駅前では、電車やバスの時間に間に合いそうになくて、信号を無視したり、飛び出したりする歩行者や自転車がいます。
運転をされる方は、青信号だからと油断せず、周りをよく見て、速度を落として走行しましょう。発進の際も、できるだけゆっくりと動き出すようにしてください。飛び出しをした、こんなわたしが言うのも何なんですが・・・。
そうですか、とあいづちを打ちながら、ほんの今しがたロータリーを走って飛び出したわたしは、ちょっと恥ずかしかったのが正直なところでした。
(野村幸一)