こんにちは、野村です。
法隆寺に行ってきました。風が爽やかでした。ゆっくりと時間をかけて、聖徳太子が建立した1500年前の日本最古の木造建築を見てきました。
そういえば、TVのロケ番組の奈良の特集でこんなシーンを見ました。メインの進行役の方が17条憲法の話をしたとき、一緒にいた天然キャラのタレントさんが、「17条憲法?そんなの初めて聞きました。」と真顔で答えたのです。
わたしは思わず、「そんなことないだろ」と、TVに向かってツッコミを入れてしまいました。小さいころから、17条憲法は社会の教科書に記載されていましたし、テストにも出ました。
大人になってからも、クイズ番組で出題されたり、新聞や雑誌にもでてきたりします。何度も見聞きしているはずです。初めて聞いたはずはないと思います。
初めて聞いたのではなく、実際は習ったり聞いたりノートに書いたりしたことを忘れているのです。忘れていると認識していないのです。言い換えると、忘れていることを忘れているのです。
仕事や運転で失敗を繰り返す人は、失敗したことを忘れていることが多いです。失敗をしたこと自体をすぐに忘れているようです。
失敗をした!と強く思い、その事実を覚えていれば繰り返す可能性は低くなります。失敗は、恥ずかしいことです。しかし、同じことを繰り返すことがもっと恥ずかしいことです。
失敗を忘れず、同じことを絶対に繰り返さないと考えることが大切だと思うのです。
(野村幸一)