こんにちは、野村です。
研修で受講者の方が、「これからは安全運転で頑張ります。」と言われることがあります。その気持ちは大事ですし、分かるのですが、どう頑張るのかが明確ではありません。
例えば、仕事でミスをした営業マンが、「次は気をつけます」では、また同じことを繰り返す可能性が高いです。
面談時間に遅れた場合なら、「今後は遅れないようにする」でなく、現在より10分前には出発する。書類を持っていくのを忘れたのなら、「今後は忘れないようにする」ではなく、出発前に鞄をチェックする。そのような目標であればミスの対策になります。
運転でも、事故を繰り返さないためには、目標を立てることが大切です。どのような場面で、どのような行動をとるのかできるだけ具体的に。
今までより速度を10㎞/H落として走行する、一時停止場所では確実に停止して左右を3回見る、バックの時は後方を見てからギヤをRにするなどです。
目標が具体的であれば、その行動を他者が見て、行なっている、行っていないと明確に評価ができます。もちろん、自己評価の正確さも増します。ですから運転でも、時間、回数、距離、速度など、出来うる限り定量的な数値目標を立ててください。
このように基準を設けることで、行動評価が正確に行えます。仕事同様、運転においても数値で目標を立てることが行動の改善につながります。
(野村幸一)