こんにちは、野村です。
BMW I3に試乗してきました。話題の電気自動車です。
営業マンに、操作方法の説明を受け、運転席へ乗り込みました。車体はカーボン素材で、軽く強いそうです。
電気自動車の運転は初めてなので、緊張しながら恐るおそる発進。クリープ現象がないので、不思議な感覚です。
でも走り出すと、スムーズかつとても力強く、気持ちがいいのです。車雑誌で評論家の方が入魂の一作と言っていました。また、IPhonのようである。毎日充電しないといけないが、便利だから充電も気にならないと。とにかく全てが新しいクルマでした。
で、たまたまその翌週に、ヒストリックカーの見学会に参加しました。1920年代から80年代のBMWが50台展示されていました。
運転席に座らせてもらったり、写真を撮ってもらったり。2台の車は、エンジンの始動も見せてくれました。今の車のように、キーを回したり、スイッチを押したりなんて簡単なものではありません。
100年前の、1920年式のBMW3/20は、鉄のクランク状のパイプをエンジンに差し込んで回します。写真のように、男性が力をこめて何回かパイプをクルクル回してやっとエンジンがかかりました。
ずっと昔の電話がクルクル回して、交換手さんからつないでもらっていたのが、ダイヤル式の黒電話になり、プッシュ式の電話に、そして持ち歩ける電話になり、何でもできそうなIPhonに変わっていったように、車も力が必要な重く難しいものから、軽く簡単な道具になりました。
それにしても、車は大きく進化しています。しかし、それを動かすドライバーは、急いだり、うっかりミスをしたり、ルールを守らなかったりしています。
車の進化に人は追いついていないといえます。簡単になった車だからこそ、逆に慎重に扱わないといけないのだと思います。
(野村幸一)