こんにちは、平野です。
多くの企業様は移動手段として、社有車を従業員の方に貸与しています。貸与を受けた従業員の方は、会社の財産である車を大事に取り扱う義務が発生します。
車の運転は移動の手段です。しかし、事故となれば、ドライバー本人だけでなく、社有車を貸与した企業に対して、安全指導や管理責任を問われる可能性があります。
事故は、多くの方に迷惑や心配をかけてしまいます。ですから、業務に伴う運転は、事故なく目的地に到着することを最優先する必要があります。
しかし中には、効率を上げることのみを考え、休息を取らなかったり、裏道を走行したり、業務のことを考えながら運転したりする方もおられます。
先日も、業務の効率化を最優先するあまり、休息する時間を惜しんで運転を行い、事故を起こしてしまった方が研修に来られました。
運転中に意識が朦朧とし、気づいたらガードレールに接触していたとのことです。ガードレールが車を止めてくれたようです。
運転技量に問題はなく、危険予測の知識も十分にお持ちの方でした。運転状況に問題はなく、むしろ安全運転ができる方でした。しかし、業務運転に対する認識が甘かったと言えます。
企業での運転は、事故なく目的地に到着することにあります。出発する前に、上記を自分に言い聞かせてから、エンジンをかけてください。
(平野 勝寛)