こんにちは、平野です。
皆様は後退入庫する際、どのような運転姿勢や確認をしていますか？
最近、腰の位置をずらし、真後ろに大きく振り返り、真後ろの窓越しを見て後退をする方が少なくなったと感じます。
前進時同様の運転姿勢で、サイドミラーを見ながら後退する方が、どんどん増えているという印象を持っております。
先日、後退入庫時に事故を起こされた方を担当しました。
入出庫の方法は、運転席の窓から顔を出し、右後ろのみを見たまま後退していました。確認が右方向に偏っているため、ハンドル操作がズレやすくなることに加え、左側の障害物や歩行者・自転車を見落としてしまう危険な方法でした。
研修で、正しい運転姿勢をアドバイスすることで、車と入庫場所の位置関係がよく分かるようになりました。ハンドル操作が正確になり、不要な切り返しが少なくなりました。
また、目視確認とミラー確認の使い分けや、タイミングも適切となりました。車の向きの変化を予測し、早い段階から、注意ポイントを見ることができるようになりました。
正しい運転姿勢は、ハンドル操作が正確にできるようになるだけでなく、安全確認も適切となります。事故防止の基本として大変重要です。
この機会に皆様の後退方法について、確認してみることをお勧め致します。
（平野 勝寛）