満員電車で思ったこと

 こんにちは、野村です。

 

 満員電車での通勤はなかなか大変です。身動きもできず、揺れる電車で両足を踏ん張るのは疲れます。また、冬よりも夏の方が体力を使います。

 

 特に、最近は冷房が緩めのため、暑がりのわたしにはキツイです。首筋をツッ―と汗が流れます。 

 

 終着駅に到着し、扉から吐き出されると、やっと着いたかとフーッとため息が出ます。1日の内の、20%くらいの心身のエネルギーを消費する気がします。

 

 キヤノンの御手洗さんが、重役になっても従業員の大変さを忘れないよう、通勤に電車を利用すると言っていた気がしますが、本当に満員電車での通勤は大変です。

 

 わたしは、夏場の通勤の3つのラッキー「あ・つ・れ」があります。それは、網棚のあ、吊り革のつ、冷気直撃のれ、です。

 

 網棚に鞄をおける、吊り革を持てる、冷房の吹き出し口の下で冷気の直撃を受けるです。これらでかなり通勤が楽になるのです。片手が空き、身体を支えられ、暑さが紛れるのですから、3つ揃えば大ラッキーです。

 

 さて、電車内も道路上も公共の場です。誰でも利用することができます。不特定多数の人が混在するのですから、スムーズかつ効率的に使用するためには、守らなければならないルールがあります。

 

 でも、ルールへ従っているだけでは不十分です。お互いが気持ちよく使用するための配慮、マナーが大切です。それでなくても、疲れる場所ですから。

 

 公共の場では、他者のことを考えられる想像力や知性が必要だと思うのです。そうすれば、少しだけでもお互いの疲労度は下がるのでないでしょうか。

 

 暑い電車内で、吊り革に両手でぶら下がりながら、寝ぼけた頭でそんなことを考えた朝でした。

 (野村幸一)

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