こんにちは、野村です。
「ズレてますよ!」と言われました。カツラがズレていたのではありません。ちなみに、わたしは勇気(?)がないので、カツラは被っていません。
言われたのは、整骨院の先生にです。腰痛の治療に行った際のことです。
診てもらうと、背骨が左に傾き、かなりズレていました。身体が歪み全体のバランスが崩れ、腰痛が起きやすくなっていたようです。
チェックのため、両手を伸ばし、体の前で手のひらを合わすと、数センチ左手の方が前にでました。
そういえば、ここ数年スーツを購入しようとすると、右の袖が短いことが多かったのです。スーツの値段も安くなり、その分質が下がってきたな、などと思っていました。
販売している方に、「このスーツ、左右の袖の長さが違いますね。」と、言ったこともありました。袖の長さが違うのではなく、身体が歪んでズレていて、腕の長さが違っていたのですね。
自分の行動や物の見方や考え方を、正確に知ることは難しいことです。自分の方がズレているのに、ズレていない環境や周囲のことをズレている、と感じてしまいます。
運転行動や性格特性の診断においても、危険性の高い方やウィークポイントを多く持っている方ほど、聞く耳を持たず、そんなことはない、と言うことが多いものです。
ズレを知り、自己の特徴を正確に把握することは、ご自身のために決して無駄にならないことです。素直に謙虚になる勇気を持つことが大切だと思います。
(野村幸一)