若者のクルマ離れ

 こんにちは、野村です。

 

 セミナーに参加し、「現代社会と若者」について、大学准教授とマーケティング会社社長による講演を聞いてきました。

 

 講演後の討論では、数字を多く上げ、理路整然と話すコンサル会社社長に対し、心理学が専門の大学教授が舌鋒鋭く批判する場面もあり、緊張感のある面白いセミナーでした。

 

 講演テーマには、“イマドキの若者のクルマ離れ”に多くの時間が費やされ、クルマに移動手段以上の価値を感じていない。自己表現の価値が低下している。落ち着けるといった空間価値も下がっている。運転に苦手意識がある。等々の話がありました。

 

 クルマに魅力をあまり感じず、購入は無駄であり、運転は嫌いだ、故にクルマ離れとなっている、ということだそうです。

 

 また、イマドキの若者はコストパフォーマンス重視だということです。クルマの価値を合理的に判断し、その基準の大半は機能や値段のようです。

 

 昔の若者は、クルマは感性の道具だと捉えていたと思うのですが、イマドキの若者にとってのクルマは白物家電と同じなのかもしれません。

 

 運転が好きで、ドライブが楽しく、クルマを持つことが夢だった、そして今もデフレ何するものぞ、という昔の若者からすると、少し淋しい気がします。

 

 さて、秋の全国交通安全運動が行われています。若者のクルマ離れは進んでいますが、以前交通事故は多く発生しています。多くの方が運転を楽しみながら、かつ、安全に配慮してクルマと付き合ってもらえたらと思います。


                                       (野村幸一)

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