こんにちは、平野です。
ある企業様への出張講習を担当しました。弊社から事業所へ出向き、従業員の方が日々使用されている社有車をして行いました。
研修の趣旨は、慣れによる確認の省略や判断の癖がないかを確かめるというものです。また、社有車の車両感覚の特性の理解と基本操作の重要性の再確認を行いました。
受講者された皆様の安全への配慮は高く、安全運転を日々実践されていることが感じられました。
しかし、その企業様では、業務を終了後に社有車を駐車場に格納する際の事故が、年間に数回起きています。
実際にその駐車場を拝見すると、危険性の高いものでした。
入口が狭いため、道路から後退でしか入れません。また、交通量が多く、付近を通行する車両や歩行者が切れるのを待ち続ける必要があります。
車と歩行者が途切れた、短い時間に入場しなければ、道路が大渋滞となることもあり、急いでバックし、入口の門に接触してしまうケースがあるとのことです。
構内通路は、駐車スペースまで、長い登りの直線が続きます。幅が狭く、両サイドは壁のため、少しでも進路がずれると、ミラーや車体が壁に接触します。
本当に注意が必要な駐車場です。特に、長い登りのバックでは、速度調整が難しくアクセルペダルの微調整に苦労されていました。 (次回に続きます)
(平野 勝寛)