こんにちは、平野です。
先日、新入社員様を対象とした安全研修を担当しました。
研修の趣旨は、配属先に赴任する前に、企業ドライバーとしての責任の重大さの再確認と事故防止の方法を習得して頂くというものです。
運転免許証を取得することができる年齢は18歳からです。ですので、新入社員の皆様の運転経験は基本的に少なく、事故防止についての知識が不足しています。
従って、注意が必要な場所や場合に、減速やブレーキを構えの必要を感じることなく、安易に接近してしまうことが多くあります。
そして、偶然にも危険な目にあわなければ、この経験がインプットされ、同様の場所や場合に、同じ運転を繰り返してしまう可能性が高くなります。
上記の経験から、危険への注意力が育ちにくくなります。危険に気づかず、いつ事故を起こしても不思議ではない危険な運転をしているにも関わらず、安全な運転ができているという錯覚に陥る可能性がるのです。
事故を起こしたことがないので、安全運転ができていると判断するの一概に正しいとはいえません。ご本人様の能力の結果なのか、それとも、偶然に助けられた結果なのかを冷静に見極めることが、上長様にも求められると考えます。
(平野 勝寛)