こんにちは、高林です。
先日、ある記事を読みました。それは、自転車保険の義務付けの動きが具体的に進んでいるという内容のものです。
ある地方自治体が、自転車保険の加入を義務づける条例案を提出する方針であるとのことです。
自転車を販売する会社や店、学校と連携して加入を促すということです。この条例が制定されれば全国で初めてとのことです。
自転車と歩行者の事故が発生し、その自転車事故の加害者に高額の賠償するといった判決がでてきています。
これらの状況を踏まえての動きです。尚、加入しない場合の罰則はないようです。
自転車事故の特徴のひとつとして、加害者が未成年のケースが多いとのことです。そのため、被害者の救済と加害者の経済的負担の軽減は急務となっています。
具体的な事故事例として、自転車の小学生が、歩行中の女性と衝突して後遺症が残るけがを負わせた事故がありました。この事故に対し裁判所は、保護者に約9500万円の損害賠償を命じました。
このような状況ですが、現状の自転車保険の加入は、ある資料によると全体の2~3割程度とのことです。保険料の割高さや罰則規定の扱いなど課題も多いようです。
交通事故を起こした者の責任として、被害者への補償は大事です。万が一のときを考え、対応しておくことが大切だと思います。
(高林一夫)
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