こんにちは、平野です。
今回の話は、新入社員の方への添乗指導についてです。
事故抑止の取り組みの一つとして、添乗指導を実施される企業様が増えています。特に、新入社員の方へは効果が高いといえます。
新入社員の方は、運転免許証を取得されてから日が浅いため、運転経験や危険についての知識が不足しがちです。
加えて、若者特有の危険やスリルを体験したり、楽しみたいという傾向もお持ちです。そのため、危険に気付いても、減速や停止が遅れたりすることが多いものです。
また、業務に不慣れで、赴任地の土地勘も不足しています。必要以上に、少しでも速く到着して安心したいと考え、急ぎの感情が強くなりがちです。
本当に、約束した時間に到着できるのか、道を間違えていないだろかといった、不安や焦りの心理が必要以上に強くなることもあります。
そのような感情の乱れを適切に処理し、冷静を取り戻すためのコントロールも苦手です。つまり、運転中に何らかのミスを起こしやすい条件を多く抱え運転をしていると言えます。
しかし、上司の方は、部下の新入社員の危険な運転に気付かないで、安全と思い込んでいるケースがあります。危険な運転が習慣化する前に、個別に対策を打つ必要があります。
特に、配属直後の初期段階で、少しの時間をさき、定期的に行なうことで、効果が出やすくなります。また添乗指導を通じ、信頼関係も構築することができます。添乗指導の実施をお勧めします。
(平野 勝寛)