こんにちは、平野です。
今回の話は、添乗指導時にどのようなアドバイスをしたらよいかについて書きます。
まず添乗をする際に、実施する方が、運転をする方のどのようなことを診るかを明確にするようにしましょう。
観察点は、法令を守っているか、確認や判断は適切か、我流による基本からのずれはないか、といったことです。また、同乗していて安心できるかどうかも目安として観察してください。
次に、アドバイスの時機です。添乗をしていると、つい横からアドバイスをしたくなるものです。しかし、走行中は危険な場合を除き、アドバイスをしないことが大切です。
その理由は、運転されている方がより緊張したり萎縮したりすることになるからです。また、”今の右折は、タイミング的に曲がれたよ。”というようなアドバイスをすると、本来の運転を観察することができなくなります。
ですから、アドバイスは観察を終了し、お互いが落ち着いた状態で行ないましょう。
次に大切なのは、アドバイスの順番です。アドバイスは、まず良い点を指摘し自信を持って頂き、その後に注意点を伝えます。
注意することは、多くても3点にしましょう。アドバイスが多すぎると、部下の方は混乱し、注意すべき点が記憶に残りにくくます。
約30分程度の観察で、部下の方の運転状況に応じた、具体的なアドバイスが可能となります。また、定期的に添乗指導を行なうことで、日々実践しているかどうかを確認し動機付けることで、事故防止が図れます。
弊社では、マネージャー様など、管理をされる方への添乗指導時の観察やアドバイスのための研修も実施しています。是非、ご利用をご検討ください。
(平野 勝寛)