こんにちは、平野です。
今回の話は、事故を防止するための考え方です。
各企業の安全管理者様におかれましては、業務の形態や内容に応じ、事故抑止の活動を日々、推進されていることと思います。
さらに事故発生をゼロに近づけて頂くため、現状の方法を振り返り、基本事項を再確認して頂くことが大切です。
SSDは、安全とは現状の健康・生命を他から何ら脅かされることなく維持し、同時に他人のそれらについても脅かしてはならないことである、定義しています。
しかし人には、寿命があり、死を避けることはできません。それ故に、現状を維持できたことに幸福を感じることができます。
交通安全を考えることは、現状を維持することの大切さを再認識することが基本だと考えます。交通事故により、自分が怪我をした、または、他人に怪我をさせてしまってから、上記のことに気づいても手遅れです。
事故は、些細なことにより起きます。逆の言い方をすると、些細な努力で事故を防止できるとも言えます。
逆に、自分の感情や気分を優先し、些細な努力を怠ったり、必要性を感じず省略したりしたときに起きています。
事故を防止する上では、何が重要であるかどうかを少し気にかけ、適切に判断できる能力を高めることが大切です。
(平野 勝寛)