関電サービス株式会社様において実車研修を実施

 SSD研究所は、関電サービス株式会社羽曳野営業所様よりご依頼をいただき、さる2015年1月30日(金)に、同社敷地内ならびに周辺の道路において、二輪車・四輪車の運転実技研修を行いました。

 

 関電サービス株式会社 羽曳野営業所様では、毎年1月に「日々の運転の振り返りと修正」を目的に車両訓練を実施させていただいております。

 

 今回の研修は「交差点及び、その付近での事故防止」をテーマに行い、二輪車73名、四輪車11名の計84名が参加されました。

 

 当日はあいにくの雨模様でしたが、雨の日特有の危険を回避する方法もレクチャーできる絶好の機会となり、実りの多い研修となりました。

二輪車と四輪車の車両点検、路上訓練を実施

 二輪車の研修は、各班、各車に別れ、まず普段運転している車両の点検を行いました。

 

 二輪車の場合、車両に問題があると事故のリスクが大きく高まりますので、日常点検は大変重要です。この点を強調しながら研修を進めました。

 

 点検は、「ブレーキ、タイヤ、反射材、車体〈ハンドルなど〉、クラクション」の各部分の点検方法をインストラクターから説明しました。受講者の皆様は、実際に普段運転している愛車で、感心も高く、熱心に点検に取り組まれていました。

 

 その後、実際に路上を走行していただきました。そして、インストラクターが追従し、運転に問題がないかをチェックしました。

 

 チェック時に多くの方に見られた点は、一時停止場所をしっかり止まれていないことです。ご本人は「止まっている」と思っていても、実際には十分ではないのです。このような、ご本人の意識と実際の運転のギャップを洗い出し、運転の改善につなげました。

 

 また、インストラクターによる模範運転も交えながら、事故を回避するための「正しい運転方法」を学んでいただきました。

 

 四輪車の研修では、インストラクターが乗車して、路上を走行する添乗チェックと指導を行い、ウィークポイントについての具体的な指摘と改善のアドバイスを行いました。

 

 受講者の方は大変熱心に取り組まれ、雨の中にも関わらず、運転場面に応じた適切な対応方法や、右左折時における具体的な確認方法を質問されるなど、安全運転に対する感心の高さを感じました。

今後の「行動目標」を立て、実践を誓う

 研修の終わりには、今日の研修で指摘された点や、学んだことを踏まえ、今後どういった運転をするのかを具体的な形で表す「行動目標」を受講された方全員に設定していただきました。

 

「左折する際には、四輪車の内側に入らないようにします」といった「行動目標」を設定し、それを常に目にすることで、日々の運転業務において常に「安全運転」を意識するようお伝えしました。

 

 皆様それぞれの「行動目標」を決定し、受講者同士でその実践を誓い合って、研修は終了しました。

研修を重ねるごとに改善が見られる

 弊社では、関電サービス株式会社様の運転研修を年に1度実施させていただいていますので、3年、4年と受講を重ねられている方もいらっしゃいます。

 

 こういった方は、過去に何度かウィークポイントを指摘させていただいていますので、研修の効果が見られ、指摘させていただく箇所が少なくなってきます。

 研修を実施する立場としては大変嬉しい事なのですが、不足点を見逃さないよう、厳しい目でチェックを行っています。ご本人へも、油断せず、安全確認の基本動作などを徹底するようアドバイスと指導をさせていただいています。

 

 また来年お会いする日まで、皆様が無事故・無違反で過ごされることを願っております。

【関電サービス株式会社羽曳野営業所 運転実技研修データ】

〈日時〉

平成27年1月30日(金)

10:00~17:00

〈場所〉

関電サービス株式会社羽曳野営業所と周辺道路

〈対象者〉

バイク又は四輪を使用される従業員・パート従業員様(84名)