こんにちは、野村です。
先週、新聞の大阪版に「自転車で信号無視」という記事が載っていました。
信号無視で検挙・指導された自転車の3人に1人が、近くに警察官がいることを知りながら違反をしていたことが府警の調査で分かったそうです。
さすが大阪だな、なんて声が残念ですが聞こえてきそうです。
この調査は5~6月、警察官が取り締まりを行った交差点で信号無視をして交通切符などを交付された501人を対象に行いました。違反者の36%(178人)が交差点に警察官が立っているのを「知っていた」と回答したそうです。
結果を分析した大学准教授は「指導ですむだろう、事故には遭わないだろうという『大丈夫だろう』との意識が働いているのでは」と推測しています。
ただ私が思うに、あくまで検挙・指導をされた人への調査です。大半の人は、取り締まりを行っている警察官の目の前を、赤信号で横断したりしないはずです。
では想像してみてください。警察官がいなければどうでしょうか? 止まることを面倒がらずに必ず信号を守れるでしょうか? 100%ですか? それとも50%くらいですか?
止まりたくない気持ちに負けない。進みたい気持ちを抑える。自転車に乗っているとなかなか難しいことです。特に、今のように暑い夏には止まると汗が噴き出ます。
しかし、信号無視は死亡事故や重大事故に遭う可能性が高くなることは事実です。
赤信号は止まれと強く思うことです。もし50%なら、次は70%に、そして100%に止まることを上げていくのはどうでしょうか。自転車も車のなかまと考え、交通ルールを守るようにしましょう。
(野村幸一)